2022パリソウル秋旅⑥モナリザの前でスリ〜後編

中途ハンパー梅子です。


わざわざ前後編に分けるほどのエピソードじゃないかもしれないんですが

ルーブル美術館でスリに遭った話

まだ続きます!


スリ翌日手持ちのバッグを変えた梅子。

オリンピックの時に支給されたTOKYO2020ウエストポーチでーす!


収納力抜群のこのポーチしか

斜め掛けできるバッグを持ってなくて

当初はこれで滞在中過ごす予定でしたが


オシャレじゃないじゃん。。?(小声)


それで出発前日に近所で新しいバッグを買ったんですよ。

そんなに高くないし帰国後は末子にでもあげればいいと思って。


でもスリに遭って思いました。

やっぱり防犯にはファスナーが大切!

盗むのに一手間かかりますもんね!

最近外国慣れしている次子にも言われましたよ。。


ドヤ顔でムスメにスリ対策を語っていた身として

ぶっちゃけ被害に遭ったショックを翌日まで引きずっていたのですが


天気のいいモンマルトルでワイン飲んで

周囲の陽気な雰囲気の中にいたら

「これも経験か!」

「幸い被害は少ないし!」と

前向きになれました←単純BBA


ところが

午後ギャラリーラファイエット食品館でお土産を買って

カフェでのんびりしているところにフランス語のメールが入りまして。


それがパリ警察署からで

被害にあった時の梅子の服装と正確な時間が知りたい、と。

ええ〜と動揺する梅子のスマホで

次子が即英語で返信してくれました。

その時メールより電話のほうが良いだろうと

彼女がフランスでの電話番号も追記してくれました(SIM万歳!)


そしたら電話がかかってきて

「容疑者が捕まった」と!

更に

「梅子のらしき財布が確保されている」と!!!!

なんと前日のその時間の防犯カメラで

梅子と犯人の姿を確認したらしい(@_@)


その時既に午後3時半ころ。

明日の朝にはパリを発つ身ですヨ。

しかもエコバッグの中には大事なバターがいくつも入ってた。

でも「警察署に行こう!」と言ってくれた次子に背中を押されて

3区にある警察署に向かいました!


途中電話をくれた警察の方から

英語とフランス語が併記されたショートメールが次子の元に届き

これを到着した先の係員に見せろ、と。


なんて親切!

パリジャンってこんなに細やかだったっけか?(失礼)


当たり前だけど警察署なんて名所でもないから特徴なくて

住所がわかっていても迷いに迷って

到着したのが16時半ころになりました。


保安検査を受けて建物内に入り

メールを提示して待つこと10分。

担当してくれる優しそうな係の人がやってきて

そこからセキュリティのかかったエリアに入り調書をとられること1時間半。

え〜昨日もう被害届に書いたじゃん。。ということも再度確認されました。

すごく疲れる時間だったけれど

担当者がとても感じの良い人で。


梅子がわからないフラ語があると(驚くほどいっぱいあった汗)

一生懸命次子に英語で話してくれ

その姿が失礼だけどとても可愛くて。

顔を紅潮させて「英語はあまり得意じゃないから」と言うんです。

彼のおかげで慣れない警察署の一室で

それほど緊張せずにすんだと思います。


一番緊張したのは

「今から5人の人の写真を見せるので見覚えのある顔があったら言って」と言われた時。

この中に捕まった人がいるんだ!と

すごくドキドキしました。

そして実際5人の顔写真を見たのですが

その中の1人が梅子たちの前で長々自撮りをしていたカップルの女の子の印象なんですよ!


もちろんただの思い込みかもしれないけれど

正直にそれを言いました。

その時担当者が横の人と目を合わせた!

その人が犯人かどうかは分かりません。

でもあんなに楽しそうに写真撮ってた人がスリだったとしたら

本当にプロはどこにいるかわからないな、と実感しました!


さて、やっと終わったと思ったら

財布自体はルーブルの事務所で保管してるからそこへ行くように言われまして。

ついでにその財布の特徴は梅子のものと似ているけれど

あなたのだという確証はないと言われました。

しかも現金は入っていない、と。


パリ最後の夜、

もう諦めるか、確認しに行くか。。

バターの溶け具合も気になるし。。

その時点でもう午後6時過ぎてるんですよ。。

いつものルーブルならもうすぐ閉館で間に合わない。


でもその日は金曜日で延長開館してる日だったんです。

この偶然も運命だろう、と

それからまたルーブルに戻ることに。

(電話を受けたカフェからルーブルは近かったので。。)


実はもう梅子も次子も疲れが限界。

体力的より精神的に慣れない経験にフラフラになってしまってました。

それでも普通は入場券ないと並べないルーブルの列の係員に事情を話し

保安検査を受けて事務所へ向かい

ここに来た経緯を説明すると

「お財布の中には何が入っていますか?」という日本語が返ってきた!


係の若いフランス人女性が少し日本語が話せたんです!

なんだか分からないけどこの時本当に嬉しかった〜

たとえ何度も答えた内容だとしても←

日本語で状況を話せる幸せよ。神様ありがとう!


そして保管場所まで財布を取りに行った係員が戻り

それが梅子のものであると見た目で分かった時(古いんでね。。)

思わず大声が出てしまいました。


まさかまたこの子に会えるとは思ってなかったyo!!


しかも紙幣以外は無傷。

クレジットカードもホテルカードキーも

小銭もお守りも(笑)そのまま返ってきたんです!!

(ショップカードも2枚ありますが)


思うに

スリは財布を盗った後

梅子が騒いでいるのに気づいたのではないか、と。

だからできるだけ早く現物を手放したんだと思う。


直後にすぐ分かったことと

係の人にいちはやく報告したのが

きっとよかったはず、と

無理矢理良い経験の思い出としたいと思います。


このトラブルで

優しいフランス人に触れられたし

話の合間に

フランス警察も2年後のオリンピックで英語が話せる人材が少ないことを不安がっている実情も聞けたりして

パリ五輪に携わるのが目標の梅子には

決して悪いことばかりじゃなかった。

何より実物が戻ってきてますからね。

帰国後両親もビックリしていました。

道端でスられてたらこうはいかない。

美術館という閉鎖空間だからこそのラッキーだったと思ってます。


ちなみに容疑者は

翌日やはりモナリザの前にいて

前日の監視カメラで確認されていたことから

拘束されたらしいです。

財布はルーブルの別の場所から確保されたらしい。


らしい、ばかりがBBAの語学力の現状。。正直合ってるかは不明です。

五輪はまだまだ遠いと痛感(~_~;)


皆さんもパリに限らず

観光客の多い人混みには注意してくださいね!

バッグにはファスナー付きをチョイスすることを強くおすすめします!


あとパスポートはやはり携行してたほうが絶対いいですね。

今回何度提示を求められたことか。

最後にはポーチからパスポートを取り出すために

着ていたニットをめくって下着が見えることにも全然抵抗無くなってましたw

相手もパスポートのあったかさに何の反応も示さなかったしね( ̄▽ ̄)


ちなみにバターはギリ大丈夫でした!

中途ハンパーのしわ寄せな日々

中途半端のツケが回ってきた後半生を生きる

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