2022パリソウル秋旅⑤モナリザの前でスリ〜前編

中途ハンパー梅子です。


思わせぶりに引き伸ばしていたこの旅のトラブルをご報告します。。


まぁタイトル通りなんですけどね。

生まれて初めてスリ被害に遭いました。


この話をする前にお断りしておきますと

パリの治安が悪いということを主張したいわけではないんです。


これまでのブログで書きましたように

梅子は幸いなことにパリ滞在中

危険を感じることはほとんどというか全然ありませんでした。


今回の災難は

観光地の人混みは気を抜くな!という教訓として捉えていただければ。


後から言い訳するわけではないけど

梅子はパリが初めてではないし

昔住んでいた時に家族がスリに遭ったり

自分自身も物乞いに囲まれた経験がありますので

かなり気を張って行動していたつもり。


本当に短い時間だったのに

少しの気の緩みをプロ(スリね)は逃さなかったということですよね〜


滞在中、梅子は斜め掛けのバッグとストラップ付きのスマホを

コートの内側に掛けていました。

バッグはフラップ式のもので

ストラップを短くして体の前にセット、外では常にその上に手を置いていました。

(写真の姿も同じポーズばかりw)

ストラップ付きスマホも外から見えないようにポケットに入れてました。


バッグの中身は

その日必要な分の額を次子と折半した現金と1枚のクレジットカードの入った財布、

タオルと地図と消毒液とリップ。


バッグとは別に2人分のパスポートと予備のクレジットカードの入った肩掛けのポーチを

次子と交代でトップスの内側につけてました。


その他の現金とカード類は

ホテルの鍵付きの金庫に置いてました。


結果としてこの分散配置が被害を最小限に留めたので良かったと思います。


状況を説明しますと

観光客であふれかえったルーブル、

その中でもモナリザは別格な人だかりで

その前には順番待ちのロープが張られていたほどでした。

でもいざパーテーション前まで行くと

押すな押すなの大密着状態でして。

この画像のガラスにほんのり写っているのですが見えますでしょうか。。


前のカップルが何枚も自撮りしていてなかなかどかないんですよ。。

混みすぎてなんだかおかしくなってきて前にいる次子に

「こんな時にスリに遭うから気をつけて!」

「でもスリも17ユーロ払わないとここまで来られないんだけどね!」と

笑いながら声をかけたんです。

まさかその数秒後に被害に逢うとは( ̄▽ ̄)


やられたのは

カップルを真似て次子と自撮りした瞬間

バッグから手を離してるんですよ。


そしてスマホから

いつもとおりバッグに手を置いたら蓋が開いてる。

えっ?!と思って中を見たら財布だけ無い!


そのとたんモナリザ前の警備の人に駆け寄ってました!

「財布を盗まれた!!」と言いながら。

動揺しすぎて吃ってましたけども。


なんだか現実じゃないみたいで

まるで夢を見てるみたいな気分だった。

目が覚めたら

なーんだ、ここにあるじゃんって思えるような。

だからなのか、

係員にすぐ言えばその場の人を調べて財布が戻ると

錯覚してしたのかもしれません。

だってその段階では絶対まだ犯人はそこにいたと思うから。


2人いた係の人は

話を聞いて「え?」とはなったけど

「残念だけど仕方ない」って言うんです。

そこで初めてこちらも現実に帰って

「そうだよね、無理だよね、私の不注意だもんね」みたいになった。


すごくショックだけどこのままどうすることもできないと思ってたら

次々と係の人がやってきて(5,6人はいたと思う)

今後梅子がやるべきことを説明してくれました。

その最中1人の係員が

「最近あんまりなかったのにね」って言ったのを聞いた!

やっぱりここって頻発するところなんだと思いました。


ここでSIMスマホの次子が大活躍で。

モナリザの前でカード会社に電話して

とりあえずクレジットカードを止めることに成功しました。

ブロックするためには本人が申告しなければならず

ルーブルの係の人と話してる途中で

興奮したまま電話対応もしたBBAヨクシ!←自画自賛


その後ルーブルのピラミッド下のインフォメーションに連れて行かれて

被害届を記入。

動揺して住所の番地書き損じて二重線で消して修正したら

正式な書類だから訂正はできないと最初から書き直し。


財布の特徴や金額、被害にあった時間等書かなくてはならなくて

とても手間取りました。

分散配置のためこの旅行にいくつかお財布を持っていったのですが

持ち歩き用には学生時代に使っていた小さめのヴィトンの財布を使っていたんです。

30年以上の古いのでも特徴としてはヴィトンだからそう書いたら

「ヴィトンじゃ財布も戻ってこないだろう」みたいなこと言われて

そうか。。と更に力が抜けました。


その後ルーブルの人が書類を警察署に届けるまでそこで待機、

帰ってきてコピーを渡され解放されました。


まだミロのヴィーナスも見てない。


重い足取りで展示室に戻る母娘。

梅子はすっかり心ここにあらずになってしまい

次子には悪いことをしました。

彼女は必死で梅子を励まそうと

「大した金額も入ってなかったしカードも止められたし不幸中の幸いだよ!」と

声をかけ続けてくれたし

なにより彼女がいなければカードをこんなに早く止められなかったと思う。

そして母のフラ語が覚束なくなるや

すぐ英語で助けてくれた次子。

本当に感謝。


でも初めてのルーブル、彼女のトラウマになってしまった感は否めない。。

そしてこの話はこれで終わらないのでした!


引っ張ってごめんなさい!

後編に続く。。


中途ハンパーのしわ寄せな日々

中途半端のツケが回ってきた後半生を生きる

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