表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬と中途ハンパーな負け犬

中途ハンパー梅子です。


先月末

派遣元への回答期限を迎えました。

出した答えは提案辞退。


当日、心が決まり朝日のまぶしい清々しい朝を迎えた

。。ということはなく


迷って迷って出した結論ですヽ(;▽;)


メールで回答送信したんですけど

数時間後に担当者から電話があって

ただ

「承知しました」と。


去る者は追わない。

それが派遣の現実であり

逆に言うと派遣の利点でもある。


今まで正社員こそ正解という価値観で生きてきた梅子にとって

派遣社員という立場は敗北感漂うものでした。


今の職場で自分より若い社員の表面的にはお気楽そうな仕事ぶりや

同年代社員の偉そうな物言いを目の当たりにしてどうなのかと思う一方

彼らが責任ある仕事を任され

良くも悪くも評価を受けて

いまその位置にいるのだということを痛感するたびに

自分が選択しなかったもう一つの人生の可能性が

実はすごく価値あるものだったんじゃないかって落ち込んじゃう。


先日愚痴を聞いてもらったバリキャリM子とK子が

「3人も子供育ててきたじゃん、全然中途ハンパなんかじゃないよ!」と

言ってくれたけど


そんなの社会に出たら誰も評価してくれるところじゃなくて

(その上一番身近でその生活を見ていた人に裏切られて←)


結婚して子育てして

どこかでアガリ!みたいに人生サボってきたんじゃないかとか

何か努力が足りなかったのかもとか


全部自分の中に理由があると無理やり納得しなければならないのが


たまらなくストレス。


で、逃避のはてに行き着いた考えが


「自分のライフワークバランスのためにあえて今の立場を選んでいる!」という


まあ、言ってみれば

開き直り( ̄∇ ̄)w


バブル期かすったBBAはどこまでも図太いのだ。

だから

回答期限まではあの手この手で契約更新を熱心に勧めてきた担当者が

惜しむ言葉ひとつなく

あっさり「承知しました」と言っても


ききき気になんかならないよ!(動揺)


。。。


スミマセン

めんどくさいことをダラダラと。


こんなジタバタの日々の中

この本読んで救われた気が。

芸能人のエッセー本なんて自分では絶対手にしないんだけど

次子に勧められて読みました。

前に彼女に勧められたカーネギーの自己啓発本も良かったので

信頼度アップなんです。


「ワカバヤシがキューバに行った話だよ」と渡されて

てっきり海外紀行文だと思っていたら

見事に裏切られ。


殊更に何かを訴えたり

自分の悟りを押し付けたりすることなく

淡々と進む話なのですが


多分誰でも持ってるだろうめんどくさい部分を見透かされたような

上っ面のプライドを笑われたような

落ち着かない気分になったり


後半のある部分で涙が止まらなかったり


昔仕事で行ったソ連時代のモスクワを思い出したり


冷めているように見せて実は他者に対する優しい視線にあったかい気持ちになったり


かなり感情が動かされる本でした!


オードリーって今まで関心を持ったことなかったのですが

やっぱり芸人さんて観察力があるなって

すごいな!って思いました。


そして最終章のこの言葉。

以下引用


「自意識過剰でプライドが高く、

協調性もない。

少数派のくせに1人で立つ勇気を持たず、

出る杭のくせに打たれ弱くて、

口が悪いのにナイーブで、

それなのに多数派に賛同できない

そういう自分の欠落にずっと生き辛い思いをさせられてきた。

だから、

苦しみから逃れようと寄り道をたくさんした。」


結果、掛け替えのないものと出会えたので欠落に感謝、と続くわけなのですが


この文章を読んでまず思ったのは


梅子は未だに寄り道と言い訳しながら

自分と向き合うことから逃げ続けてる。


実は思っている以上にちっぽけな自分に気づくのが怖くて

口だけ達者になり

当たり障りのない文章を書いて

自己満足してるんだ!


大丈夫なのか?

自分!!((((;゚Д゚)))))))


。。。


。。でも

かなりグラつきながらも同時に


それでもいいんじゃ?

とも思えたんです!(前向きか)


50過ぎのBBAに共感されるなんて

著者も戸惑うばかりだと思うし

なんなら面と向かって話をしたとしても

曖昧な笑顔で「へーそうなんですねー」って聞き流されるのも分かってる。


昔から些細ことが気になって

なかなか前に進めなかったり

大多数の意見に反発してしまう(心の中で←小心者)あまのじゃくで偉そうな自分のことが

嫌いなくせに変われないことのジレンマを抱えてた梅子。


今回の仕事の件も

自分のつまらないこだわりのせいで

新卒で入社した会社を辞めた事みたいに

後ですごく後悔する気がして怖くて。


こじつけみたいで著者には申し訳ないが

それはそれで仕方ないと言ってもらえたような気がして

勝手に救われた気になりました。


よし、適度に焦りながら

とにかく前に進もう。

残り少ない今の職場生活、

汚点は残さずに去れるよう過ごそう。

新しい仕事も探しながら。


ピンク、
ターコイズブルー、
エメラルドグリーン。


自分で負け犬って言ってる時点でまだ余裕あるっつーことで。

ありがとう、ワカバヤシくん。











中途ハンパーのしわ寄せな日々

中途半端のツケが回ってきた後半生を生きる

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