韓ドラ「アンナ」と「令嬢アンナの真実」

中途ハンパー梅子です。


韓ドラ「アンナ」を一気見しました。

暗〜いドラマで

着地も絶対unhappyに違いないのに

ぐいぐい引き込まれちゃいましたよ〜


正直言って設定的にはすごく無理があると思います。


以前これも夢中で試聴したドラマ

異国からNYにやって来た20代前半の若い魅力的な女の子が

自らの出自を偽って

権力者や富裕者を手玉に取り

巨額の富を搾取した実際にあった事件をドラマ化したもので


彼女は嘘をついているというより

力技で嘘を真実にしてしまう能力があったという感じなのですが


韓国のアンナは

名前も経歴も家族構成もそのままの

実在の人物を演じているので


バレないわけないでしょうよ!

と思うわけです。


だって富裕層コミュニティの中に

彼女がなりすましている女性の家族だっているはずで


あんな派手な結婚式挙げといて

彼らが全く知らないままでいる方が難しくないですか?


しかもアンナったら

マスコミにも散々取り上げられちゃう。

テレビもない時代でもあるまいし

知ってる人が見たら一発でしょうよ。


。。とツッコミつつも

あーどんな風にバレちゃうんだろ?

どんな仕打ちが待ってるのかしらと

ハラハラドキドキの展開でした。


NYのアンナは魅力的だけど自己中心的でどうしても好きにはなれず

早く彼女の悪事が明るみになってほしいと願いつつ視聴してました。

じゃあ控えめな韓国のアンナは好きかっていうと


やっぱ好きじゃない。


彼女の転落の出発点が高校教師との恋で

教師の裏切りによって始まったと言われれば確かに可哀想ではありますが

根は絶対強い女なんだから

ここで悲劇のヒロインみたいに泣くだけじゃなく

その悔しさを

大学受かって彼を見返す人生を歩む力に変えれば良かったじゃん!


結局あの時期に努力を放棄したことが

彼女をダメにしたと思う。

貧乏だからじゃないですよ。

その後の偽りの人生であんなに頑張ってた勉強を

なぜあの時期にしなかったんだyo!!


実は彼女がなりすました

本家のアンナも十分嫌な女なんですけど

本家とくらべたら彼女の方がまだマシとも思えなかったなー。


それにNYアンナも韓国アンナも詐欺をしているのは一緒だけど

流れに逆らうように自ら様々な場に飛び込んでいったNYアンナと比べて

流れにうまく乗っていった韓国アンナは

否定も肯定もしない

無感情の曖昧な笑みでその場その場をしのいでいった印象で

逆にズルさを感じてしまいました。


「ワタシはそうは言いませんでしたよね。。?」的な(妄想)


23階まで階段登るくらいの苦労はするべきでしょうよ。。


ラストは「開かれた結末」というより

おそらく国際手配されている彼女の

束の間の穏やかな日々、と思いました。


NYの方は罪を償ってるとこだからね!

しかもNYは人を殺してないしね!


かなり韓国アンナに厳しめですが

ドラマ的には

まるで映画のようなカットと

静かな音楽が本当に素敵でした。

ワンシーンを切り抜いたオープニングが詩的なの。

こういうのも作れちゃう韓国エンタメ界さすがです!


ちなみに梅子は長い話数のディレクターズカット版を迷わず視聴。

短い方がカットが多いってことだろうと思ってのセレクトで

見終わった後、もう片方の1話を少し流し見したんですが

話の展開の仕方も

音楽も年号のロゴも違う。

良い悪いじゃなくて

何を思ってそこを変えたのか意図を知りたい。

。。と監督も思ったであろう( ̄▽ ̄)


ところでNYと韓国の経歴詐称女たちは

何故同じ名前なんでしょう。

本家アンナが言ってた

「アンナアンダーソン」がやっぱり発端なんだろうか。

銃殺刑により17歳で亡くなったロシアの皇女アナスタシアを名乗った

精神病院に収監されていた女性。


当時はそれなりに支持もされて

本人もそのように振る舞っていたけど

死後10年以上経ってからDNA鑑定で正式に否定されたらしいです。

彼女が自分の嘘を認識していたのかどうかは別として

少なくとも途中から虚偽の人生を歩んだことは事実。


以前彼女の本を読んだことがあり

人間の不可解さをすごく考えた記憶。


そう考えると

2人が「アンナ」なのも

偶然じゃないような気がしちゃう。

NYの方は本名ですからね。。


近くにいたらきっと惹かれちゃうだろう美人で魅力的なアンナ。

願わくば関わりのない人生を送りたいと思う単純なBBAなのでありましたw




中途ハンパーのしわ寄せな日々

中途半端のツケが回ってきた後半生を生きる

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